図面で間取りや広さを確かめて、いざ物件に足を運んでみると「想像していたよりもせまい」と感じることがあります。
そのため、理想的な部屋を探す際には、なぜそのようなギャップを感じるのか事前に知っておくことが重要です。
そこで今回は、賃貸物件への引っ越しを検討している方に向けて、部屋の広さにギャップを感じる原因とその対策をご紹介します。
賃貸物件の実際の広さが図面よりもせまいと感じるのはなぜ?
実際の広さが図面よりもせまいと感じるのはなぜか、その理由を3つご紹介します。
1つ目は、壁紙や床の色が暗いことです。
壁紙や床の色が暗い部屋の場合、イメージと実際の広さに差を感じてしまうことが多くあります。
しかし、反対に明るい壁紙の部屋なら、同様の専有面積であっても開放感を得ることが可能です。
特に、白色の壁紙は光を反射しやすく、部屋全体が明るくなるので、広さを重視する方には白い壁紙の部屋をおすすめします。
2つ目は天井の高さが低いことです。
賃貸物件情報に目をとおす際、天井の高さに注目する方は少ないのではないでしょうか。
しかし、天井が低い部屋には圧迫感がある上に、家具を搬入できない可能性もあります。
天井の高さは図面に「CH」と表記されていることが多いので、物件をチェックするポイントとして覚えておくと良いです。
3つ目は、梁や柱の位置です。
部屋を横断する梁や出っ張っている柱は、図面で見たときよりのせまいと感じる原因になります。
特に、梁の位置によっては照明の光が部屋全体に広がらないので、注意が必要です。
また、家具の配置にも問題が発生する場合もあるので、内見する際には梁と柱の位置を確かめることをおすすめします。
賃貸物件の実際の広さが図面よりもせまいと感じないための対策とは?
賃貸物件の実際の広さが図面よりもせまいと感じないためにできる対策は、図面で天井の高さや梁、柱の位置を確かめておくことです。
一般的な天井の高さは240cmなので、その高さを目安にすることでイメージとの差を感じにくくなります。
また、ドアや窓が多い間取りや収納スペースが多い物件も、居住スペースが少なくなり、せまいと感じる傾向があるので注意が必要です。
図面だけでは分からないことも多いので、引っ越してから後悔しないためにも内見の際には、部屋の寸法を測るなど対策することをおすすめします。