災害大国の日本において、地震や台風といった災害は常に備えておかなければいけないリスクのひとつです。
災害への対策が不十分な場合、財産や生命が危険にさらされ、生活設計が大きく狂ってしまう場合もあるでしょう。
今回はマンションで可能な災害対策と、その重要性について解説します。
防災設備の種類についても触れるので、現在物件を探している方もぜひ参考にしてください。
過去の事例から学ぶマンション防災の重要性
東日本大震災や阪神・淡路大震災といった過去の大規模地震では、大破したマンションや倒壊したマンションはありません。
調査に応じた9割以上のマンションで被害は軽微なものに留まっており、その点で見れば一戸建て住宅などと比較しても災害への対応力は高いと言えるでしょう。
しかし建物への影響は軽微でも、暮らしている人間への影響はその限りではありません。
実際に阪神・淡路大震災では家具の転倒によって、室内で多くの死傷者が発生しています。
また、電気や水道、ガスといったライフラインの停止も重要な問題です。
冷暖房やトイレが使えなくなるため、自身が無傷でも厳しく不便な生活を強いられることになります。
災害時にエレベーターが停止した場合は、階段を使った移動も大きな負担になるでしょう。
こういった事情から、マンションでは家具の転倒防止やライフラインが止まった際の備えといった災害対策が重要になるのです。
マンションで暮らす際にしておくべき防災対策
先述したように、過去の大地震では転倒した家具の下敷きになり多くの死傷者が出ました。
そのため固定金具や滑り止めシートを使った家具の転倒防止は、とくに重要な災害対策です。
テレビなど大きめの家電は低い位置に置く、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼るといった対策も、万が一の事態を避けるために役立ちます。
そして、もうひとつ重要なのが、必要な物資の備蓄と防災グッズの準備です。
ライフラインが止まった場合を想定し、最低3日分、可能であれば7日分以上の水や食料を備蓄しておくと良いでしょう。
乾電池やLEDランタン、手回し式充電ラジオ、カセットコンロなどの防災グッズは、自身の居住環境からとくに必要性が高いものを取捨選択することが大切です。
マンションに設置されている防災設備
マンションによっては、災害時に役立つ防災設備が最初から備わっている場合があります。
揺れを感知して自動で停止するガスコンロや、揺れても食器が飛び出さないタイプの食器棚があれば、火災や落下物による負傷といった二次災害が発生する危険性を大きく減らせるでしょう。
また、非常用井戸や非常用発電機があるマンションは、ライフラインが止まった際に高い対応力を発揮します。
枠が歪んでも開閉できる扉や、閉じ込められない仕様のエレベーターがあれば、どこで被災しても迅速な避難が可能です。
まとめ
マンションそのものは比較的災害に強い構造の建物ですが、そこで生活する場合は家具の転倒やライフラインの停止といったリスクに備えなければいけません。
防災設備の種類は物件ごとに違うため、物件選びの際はしっかり確認しておきましょう。
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